新しいThingsとOmniFocusについて

 上の記事を書いてからはや数日が経過しており、そろそろ新しいバージョンのThingsの使い方にも慣れてきた頃だと思っています。そこで、新しいThingsとOmniFocusを簡単に比較してみようと思います。

 なぜOmniFocusかと言えば、私自身が従来から使い続けてきたというのもありますが、これこそがMacの中でも最高のToDo処理アプリだと考えているからでもあります。他にはWunderlistやTodoist、TaskPaperも使っていましたが、結局OmniFocusに戻ってきたことが多かったですね。

Things 3

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OmniFocus 2

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2つのアプリの特徴

 まず、この2つのアプリの特徴について簡単に述べてゆくことにします。

新しいThings

 前の記事にも書きましたが、全体的にシンプルな仕上がりになっております。一方で、他のアプリと比較して、とりわけ機能が多いとか特徴的なものがあるとか、そういった部分は見受けられません。強いて言えば、「いつから手をつけるか」という部分を設定できること、あるいは、個々のタスク・プロジェクトにいくつでも自由記述式のタグを付けられるという部分くらいでしょうか。

 ただ、それぞれの機能が主張しすぎていないおかげで、非常に使いやすく仕上がっているような気がします。タスクの記述自体はあまりやりやすくはない方だと思いますが(OmniFocusやTaskPaperに比べればの話)、その代わり、記述したものは確実に処理しようという気にはなれますね(もちろん放ったらかしになる可能性も否定できませんが・苦笑)。

 ところで、Thingsにはできないことが多いです。サブタスクを無段階に記述できるわけでもなければ、プロジェクトに繰り返し型のタスクを割り当てることもできません。なので、日常的にタスクをたくさん抱えてしまっている人や、タスクをいくつにも分解して処理するタイプの方には不向きなのではないかと思います。

OmniFocus

 こちらは何と言っても多機能さが売りのアプリです。ToDo処理アプリの中でも機能の多さは群を抜いていると思います。Thingsと違って無段階のサブタスク記述が可能ですし、「いつになったら手をつけるか」(「延期」と呼ばれるもの)あるいは「処理にかかる想定時間」「フラグ」の記述も可能となっています。さらに、Pro版では検索条件をあらかじめ指定した状態でタスクを一望できる機能(「パースペクティブ」と呼ばれるもの)が使えるようになっています。

 ただし、タグ機能があるというわけではありません(使い方次第では似たようなことができますが、完全とは言えません)。アプリ自体も結構重いです。さらに、iOS版のアプリはお世辞にも使いやすいとは言い難いです(恐らくはMac版の使用を前提とした作りになっています)。

 また、タスクの管理にあたってはプロジェクトの作成が大前提となっています。Thingsのように、どのプロジェクトにも属さないタスクの記述ができるわけではありません。

 そういうわけで、確かに機能こそ豊富ではあるのだけれども、あまり小回りがきかず、時には融通のきかなさを実感することもあると思います(私がそうでした)。Thingsのようなインタフェースを求めている人がOmniFocusに手をつけてもなかなか使いこなせないのではないでしょうか。

どのように使い分けるか

 私自身は、ThingsとOmniFocusはどちらか一つに集中するものではなく、相互補完的な存在だと考えています。それぞれの良さを活かすような使い方ができれば、公私を問わずタスク処理の効率は一気に上がるのではないでしょうか。

例:Thingsは私生活専用に、OmniFocusは仕事専用にする

 まず考えられるのは、それぞれのアプリの使用場面を限定させてしまうこと。アプリを変えることで気分の入れ替えも図れるでしょうし、それぞれの良さを引き出すのに妥当なアプローチではないでしょうか。

 ただし、ここで気をつけていただきたいのが、使用に最適な場面を間違ってはいけないというところ。そうでないと、せっかく購入したアプリが全く使えずに終わりとなってしまいかねません。

 そこで、本当にやるべきことがそう多くはない私生活の部分をThingsに割り当てることにしてみましょう。私生活においては、実際のところは「やるべきこと」だけでなく「やりたいこと」も結構な数があるはずで、この2種類の兼ね合いをうまく図れるようにできるのがThingsの強みだと思います。

 逆に、数多くの「やるべきこと」が発生する仕事においては、目的もある程度明確になっているでしょうし、OmniFocusにおいてバンバンプロジェクトを作成しつつ、それぞれ管理していけば良いと思っています。仕事はとにかく少しずつ進めなければいけませんから、タスクを分割したり想定所要時間を書いたりするのも十分に効果があると思います。

 もちろん、このような使い方をすれば、仕事においてiPhoneMacなどを触る機会のない方にとって、OmniFocusは無用の長物となってしまいかねません(苦笑)。

大事なのはそれぞれの長所と短所を理解すること

 はっきり言って、完璧なToDo処理アプリなんてありません。それぞれのアプリには良いところもあれば良くないところもあるわけです。ですから、全ての種類のタスクを一つのアプリに放り込むような管理の仕方では、いずれ無理が生じてくるでしょうし、第一飽きてくるのではないかと思っています。

 そこで大事となってくるのが、それぞれの長所と短所を理解することです。ThingsやOmniFocusに関する記事なんて、当ブログに限らず、数多くのところで見かけることができるでしょう。ですから、Google等で情報収集をしてみて、アプリについて色々と知ろうとすることが肝要なのではないかと思います。なにせ、ToDo管理アプリとは常日頃から付き合うことになるわけですから、その性質を知っているのと知らないのとでは、付き合い方や接し方にも大きな違いが出てくることになります。また、アプリの性質を理解することで、割り切ることもできるようになるかと思いますし、トレードオフをどう捉えるかという部分にも影響してくるでしょう。

 いずれにせよ、ThingsでもOmniFocusでも、Todoistでも2Doでも何でも良いですが、いずれかに対して過信も禁物ですし、逆に激しく罵倒するのもよろしくはありません。いずれも道具の一種ですから、人や場面によって合う合わないがあるのは当然のことです。プログラム用のエディタや文章執筆用のアプリ、あるいは文房具や付箋などの種類が数多くあるのと同様に、ToDo処理用アプリも数多くあってしかるべきです。ThingsもOmniFocusも、その氷山の一角に過ぎません。

 何だか変な方向に話が行ってしまいそうになりましたが、とりあえずこの記事はこの辺でおしまい、ということにしておきます。この2つについて何かありましたら、また日を改めて記事を書くことにしたいです。