使ってみて分かった「Fire HD 8」のメリットとデメリット

Fire HD 8 タブレット 16GB、ブラック

Fire HD 8 タブレット 16GB、ブラック

 某日にセールをしていたので、Amazon純正タブレット「Fire HD 8」をこっそり買っていました。本当は「Kindle Paperwhite」が欲しかったのですが、「Fire」ではSDカードでKindleデータが取り扱えることを知って、まあ、Kindle専用端末であれば何でも良いよね、と思い購入。こうして使用を開始してから数週間が経過いたしましたので、使っていて思ったこと、感じたことなどを以下にまとめることにします。

 ちなみに、当方、Kindle系の端末を使用したことはないので、比較対象はiPadになってしまいます。

Amazonのサービスを使い倒している方なら十分におすすめできる

 まず、使っていて思ったのが、Kindleに限らず、ショッピング、ビデオ、ミュージックなど、Amazonにかかわるサービス機能がだいたい網羅されていて、手軽に利用できるようになっていることですね。さすがにAmazon製のタブレットであることはあります。

 例えば、この「Fire」も、本家Kindleシリーズと同じくKindleオーナーズライブラリの対象端末になっています。また、ショッピングをしていれば、それに関係する通知はどんどん来ますし、Amazonからのキャンペーン情報も時折配信されます。プライム会員であればビデオを楽しむことも容易です。

 一方で、導入できるアプリの量はお世辞にも多いとは言えません。一応Androidベースの「Fire OS」が搭載されているとのことですが、Google Playから直接アプリを持ってくることはできません。Amazonに登録されているものしか使用はできないのですね。Amazonのサービスをどんどん使ってほしい、ということなのでしょう。

 なので、Amazonのサービスを常日頃から利用している方なら十分におすすめできますが、たまにしか使わない人、そもそもショッピングしかしない人は無用の長物になるかと思います。

電子書籍iPadよりは読みにくい

 肝心のKindle書籍なのですが、「安かろう悪かろう」の言葉がぴったり当てはまる印象を受けました。「Fire HD 8」のディスプレイの質はiPadよりも随分劣っていまして、それこそ「何とか読める」というレベルです。少し見るくらいだけならともかく、長時間読み続けていると確実に目を疲れさせるものとなっています。

 また、Amazonの公式情報によると、外部ディスプレイに接続するのは不可能になっているとのこと。事前に調べておけば良かったかな、と思っても後の祭りですね(苦笑)。

 じっくり電子書籍を読むのなら、iPadのままにするか、もしくは本家Kindleを買った方が良いかもしれません。

バッテリーの持ちはそんなに良くない

 バッテリーについては、iPadほどはタフではない印象を受けます。十五分くらいKindle書籍を読み通すだけでも、数%あっという間に減ってしまいます。これも「安かろう悪かろう」と言うところでしょうか。

 公式情報では12時間となっていますが、正直、そんなに使えるものではないかな、という印象が強いです。

最後に

 このタブレット端末は、あえて言ってみれば「Amazon系のサービスを手軽に楽しみたい」という方向けのものだと思います。それ以上のものを求めるのはやりすぎだと思いますし、あまり期待しない方が良いでしょう。

 価格相応という言葉がありますが、高額だからこそ何でも柔軟にこなせてしまうiPadと比べますと、「Fire」は私にとってはパンチ力に欠けているものとなっています。冒頭に書いてあるように、きっかけはKindleだったのですが、それなら最初から読書に最適化されている本家Kindleを買っていた方が良かったかもしれません。

 とは言え、「Fire」ではプライムビデオ等も楽しめるようにはなっているので、時間があればそちらの方も楽しんでみようかな、と思います。